中世の変質

海東をのぞく亜州では,13世紀に入ってようやく封建的分権社会へ移行した。
各地を統治する勢力も,社会の変質とともに交替する。

亜南・亜内を統治していた川内国が滅亡し,
亜南は,後志賀国,
亜内は,名和国がそれぞれ統一した。

海東は依然として,日生国の強い地域であったが,
日生国の直接統治を受けない海東北部は,
12世紀の終わりころに興った緖土国が制した。

後志賀国,
名和国,
日生国,
緖土国は,
亜州の覇権をめぐって,相互に抗争する状態であった。

他方,首州の統一勢力は,14世紀末,
各務国から広奈国へと交替する。

広奈国の初代皇帝 始元帝は,
分裂状態の亜州を征服すべく,親征を行うが,

亜州諸国は,強大な広奈国の軍事力を前にすると,結束を固めた。

ここに至って,広奈軍は惨敗を喫し,
広奈国と亜州諸国の間は,均衡状態となる。