しかし,常盤群島が極めて広大であるため,
方言が多種多様に存在する。
大まかな分類によれば,
首州では,
両湾方言(湾陰・湾陽),
王朝言語(首北・首内西部),
海西言語(海西・首内東部),
海陽方言(湖庭・海陽),
河首方言(河首・湾陰の一部)
がみられ,
亜州では,
亜北方言(亜北),
東洋方言(亜州東岸),
亜内方言(亜内),
亜南方言(亜南),
緖土方言(海東北部),
古日言語(海東),
がみられる。
また,常盤語以外の話者が全く存在しないわけではなく,
東洋諸島の一部や亜北の一部において,ユグダ語を話す地域がある。
ユグダの人々は,
古代には,北海諸島,首北,背州,亜州全域に広く居住していたというが,
常盤人による諏訪王権や,瑞穂王権によって,
北方や極東へ逐われたと考えられている。