南レイア・西レイア・北テルメ・西アルリアは,
地中海世界を形成しており,
南レイアのエクシャに興ったイリオン帝国が,
その最後の統一勢力となった。
イリオン帝国は,元来,多神教であったが,後、一神教を国教とする。
その後,イリオン帝国は,分割統治が固定化し,東西に分裂する。
西イリオン領内には,フィラキア人諸族により複数の王国が建てられた。
そして西イリオン帝国は,フィラキア人の勢力により滅ぼされる。
他方,東イリオンは,繁栄と衰退を繰り返しつつ,
さらに命脈を保ちつづけた。
東イリオン本体は,14世紀末にイリハム朝に滅ぼされたが,
東イリオンの残存勢力は,西レイアのエクシャ沖の小島 キルカ島に残った。
キルカに残った帝国は,現存しており,
「イリオン帝国」を正式な国号としている。