諸国 ヴァナディース

ヴァナディースはレイア大陸の中央部に存在する。
東はガトキア,西はリーフランドとサンセ,
南はエクシャと隣接している。

北では,フェル半島と隣接している以外の地域は,
海に面している。

北東の海は母海,北西の海は北海である。

ヴァナディース(東シンケル)のオーロフの戴冠は,
神聖イリオン帝国の始まりとされる。

オーロフは,
部族勢力の連合体といった状態であったヴァナディースを
中央集権的に統一しようとした。

そのため,教会勢力を利用した皇帝権の強化が図られる。

教会領や修道院領を王領として,不輸不入権など諸権利を与え,
聖職者を官僚・諸侯に任命して諸部族に対抗させたのである。

いわゆる帝国教会政策である。

折しも教皇 セルギオス2世は,教皇領の拡大を図っていたが,
エクシャの他の諸侯の牽制に遭遇していた。

セルギオス2世は,結局オーロフの助力で勢力を保ったことから,
オーロフに戴冠したのであった。

オーロフ以降も,神聖イリオン皇帝は教会勢力を下におき,
帝国教会政策による皇帝権の拡大を図った。

ところが,皇帝権の拡大により圧迫された諸侯と教皇が結びつき,
皇帝権に対抗し始める。

やがて,聖職者を皇帝が任命するのか,教皇が任命するのかをめぐって
聖職者叙任権闘争が勃発する。

結果,皇帝は,世俗的権力は維持したものの,
聖職者叙任権は,教皇が持つことになり帝国教会政策は終焉を迎えた。

教皇との長引く対決の中で皇帝権力は衰弱し,
諸侯の台頭をも許していくようになる。

こうして,中世のヴァナディースでは,
領邦国家の分立が続くことになった。