諸国 イリハム朝

イリハム朝は,
1239年,アザデ人のイリハムが小アリアに建国した国家である。

その後,東レイア・西アリア・北テルメを征服し,
多民族世界帝国へと成長する。

14世紀,ヤシン1世,アリム1世の時代には,東レイアに勢力を拡大,
1331年,モンテカエルラの戦いでソフィア半島の諸国連合軍を撃破する。

また1334年には,東イリオン帝国の首都 テオドロポリスを攻囲,
さらにアポロニア地方を奪って,ソフィア半島での勢力を確立した。

イリハム朝の勢いに戦慄したレイア世界では,アキシア王 アルベルト
(後に神聖イリオン皇帝 アルベルト2世)率いる連合軍が結成される。

しかし1336年,イリハム朝軍は,
アルベルト率いる連合軍を,アロポリスの戦いで撃破,
さらに版図を拡大する。

順調に成長するイリハム朝であったが,
1340年,突如として危機に陥る。

センゲによる侵攻である。

センゲは,中央アリアから西アルリアにかけて,
一代で大帝国を築いた人物である。

このセンゲに小アリアで敗北したアリム1世は,捕虜になってしまい,
一時,イリハム朝は瓦解してしまった。

ところが,センゲはまもなく逝去,その勢力も東方へと去る。

アリムの子 イスマイリ1世は,イリハム朝の勢力を再興し,
中断期の失地回復に邁進しはじめる。

イリハム朝の中断により一息ついていた形の東イリオン帝国は,
ここにいたり完全に首都 テオドロポリスに逼塞した。

イスマイリ1世の孫 カーディル1世は,1393年,
ついにテオドロポリスを陥落させて東イリオン帝国を一旦,滅亡に追い込んだ。

この直後,イリハム朝は,テオドロポリスに遷都する。

15世紀,イスマイリ2世の時代には,イリハム朝は全盛期を迎える

版図も東レイア・西アリア・北テルメへと広がり
地中海世界の東半を支配する超大国へと成長した。

アキシア王国を飲み込み,1461年には,
神聖イリオン皇帝位を世襲するリンドグレン家の本拠地 ベルテボリを包囲するまでに至る。

こうして,リンドグレン家とイリハム朝が対立すると,
リンドグレン家と対立関係にあった,レオミュール朝のサンセ王 レオン7世は,
イリハム朝と連携するに至る。

イリハム朝の拡大は,レイア世界の外交にも影響を及ぼし始めたのであった。